すごす
何かをするためだけではなく、ただ、ゆっくりと水辺ですごしてみる。本を読む。家族や友人と話す。水面を眺めながら、ぼんやりする。水のゆらぎや風の気配に身をゆだねる。柳川ならではの静かな時間です。
お披露目価格
通常 5,000円
3,000円 / 1時間
※ 期間限定の参考価格です
水郷・柳川で
水の揺らぎを味わう時間
ABOUT
福岡県柳川市には、まちの中を縫うように掘割が張り巡らされています。その長さは約930kmにおよびます。
水路は、かつて人々の暮らしのすぐそばにあり、日々の営みやまちの風景と深く結びついてきました。
しかし、時代の移りとともに、人々の暮らしと水辺の距離は少しずつ離れていきました。
掘割と人との距離を、もう一度近づけられないか。
そんな想いから生まれたのが、水上に浮かぶ可動式の床「掘床(ほりどこ)」。
掘床は、舟で移動し、連結して広がり、
しつらえによって、くつろぎの場にも、
催しの場にも、特別な食事の場にもなります。
水面の近くに身をゆだねると、まちの見え方も、時間の流れ方も、少し変わっていく。
掘床は、柳川の掘割に浮かぶ、新しい水辺の居場所です。
EXPERIENCE
何かをするためだけではなく、ただ、ゆっくりと水辺ですごしてみる。本を読む。家族や友人と話す。水面を眺めながら、ぼんやりする。水のゆらぎや風の気配に身をゆだねる。柳川ならではの静かな時間です。
お披露目価格
通常 5,000円
3,000円 / 1時間
※ 期間限定の参考価格です

掘床は、連結することで広がるユニット式の水上空間です。マルシェ、ヨガ、音楽会、お披露目の舞台など、使い方に合わせて、掘割の上にひらかれた場をつくることができます。
水辺に人が集まり、まちと掘割がゆるやかにつながっていく。掘床は、柳川の新しい風景をひらく小さなきっかけです。

水のうえのお茶会。
行灯の灯りに包まれる夜の食事。
季節のしつらえや、柳川の食と文化。
掘床では、柳川にあるものに、水面のすぐそばでふれることができます。
日常の少し先にある、このまちならではの特別な体験をお楽しみください。
GALLERY
STORY
掘床は、どのように生まれたのか。柳川市観光協会、乗富鉄工所、マリンクラフト——掘割を想う人たちの試行錯誤から、世界でも例のない水上の床は形になりました。その制作の舞台裏を、映像とともに。
ACCESS
SUGOSU
朝のヨガ、昼下がりの読書、家族でのチェアリング。水面のゆらぎと水音だけがある場所で、何もしない贅沢を。
舟とは違い、掘床の上では自由に立ち、歩き、寝転がることができます。いつもの柳川が、少し違って見える目線の高さです。
予約するHIRAKU
掘床はユニット式。複数を連結すれば、水上にひらけた広い空間が生まれます。マルシェ、教室、音楽、お披露目の舞台に。
舟で掘割を移動できるため、柳川のさまざまな景色を会場にできます。「掘床でやってみたい」企画のご相談も受け付けています。
イベント利用のご相談は柳川市観光協会まで。
問い合わせるFURERU
水のうえのお茶会、行灯の灯りに包まれるディナー。柳川の食と文化を、水面の特等席で味わう特別な時間です。
周囲を囲ったプライベートな空間をしつらえることもできます。大切な人との記念日にも。
coming soon — 詳細は順次公開します。
STORY
柳川のまちには、約930kmにおよぶ掘割が張り巡らされています。観光の資源であると同時に、農業の用水として、水害への備えとして、今なお暮らしを支えつづけるまちの財産。この掘割を、訪れる人にも、暮らす人にも、もっと近くで感じてもらえないか——柳川市観光協会のそんな問いから、掘床の構想は始まりました。
京都の川床のような場を、柳川の掘割の上に。930kmという長さを活かし、ひとつの場所にとどめず移動できる、可動式の舞台にする。お祭りの日は晴れの舞台として、ふだんの日は憩いの場として使える床、という発想でした。
実現の鍵は、いい船をつくること以上に、ユニットを「連結」させる仕組みにありました。そこで白羽の矢が立ったのが、柳川で水門をつくる乗富鉄工所。「水門で培った錆びない技術が、そのまま生きる。これは、うちが絶対にやるべきだ」。声がかかったその場での、即決でした。
水に浮かぶ床を、一から。内心はらはらしながらの船づくりが始まります。船をつくる案、浮き橋のようにフロートを組む案——いくつもの可能性をたどり、行き着いたのが、海苔漁師が使う「箱舟」でした。ちょうどいい寸法のその舟を手がける造船所、マリンクラフトへ。船以外にも使えるはずだと見込んでいたFRPという素材で、試作が静かに動きだします。
最後まで難しかったのが、特殊な連結の機構でした。「これはできないかもしれない」。行き詰まったそのとき、観光協会がダンボールでひとつの模型をつくってきました。考えあぐねた末にふと思いつき、30分ほどで形にした構造。その思いつきが採用され、設計として組み直されていきます。自分たちだけではたどり着けなかった形。いろんな人と、一緒につくりあげた仕事でした。
既製品を探しても、どこにもない。掘床は、ある意味で世界初の取り組みでした。最初からうまくいくはずがない——そんな心配をよそに、柳川の技術はほぼ一発で形にしてみせます。こうして、水に浮かぶ可動式の床が現実になりました。
掘床の上では、これから何ができるのか。柳川の朝活文化に重ねたヨガ。水辺で遊ぶ子どもと、そのそばでゆっくりすごす親。焚き火やお茶会も、水の上だといつもと違う。柳川の食材を使った豪華なディナーも計画中。掘割に浮かぶ掘床は、川床とは違い、水の揺らぎをすぐそばに感じられる場所です。水に親しむ新しい時間を、ここから。